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360万パワー

1977年生まれ

女子に読んで欲しい文庫

「文庫女子」フェアは女性に文庫を売りつけるための施策のようです。 「本当は女子にこんな文庫を読んで欲しいのだ」という企画ではないようですが、私が思う「本当は女子にこんな文庫を読んで欲しいのだ」という本を紹介したいと思います。

ティファニーで朝食を

オードリー・ヘップバーンの映画で有名なやつ。カポーティの代表作とも言えますが、案外読んでいる人は少ないような気がします。

映画も面白いのですが、小説の方が面白いと思います。 映画と小説では結構違っているので、既に映画を見ていても楽しめます。

というか、映画を見ただけで小説の方を呼んでいないのは勿体無い。

映画ではオードリー・ヘップバーンがホリー・ゴライトリー役を演じましたが、小説ではホリー・ゴライトリーの姿が直接見えない分、余計にホリー・ゴライトリーに惹かれるものがあります。

その前提として、ホリー・ゴライトリーが男性好みの女性、という事があります。

こんな女性に振り回されたい、というのは多くの男性が持つ願望でしょう。 村上春樹訳もあるので、東野圭吾村上春樹しか知らない人でも楽しめるはず。

ティファニーで朝食を (新潮文庫)

ティファニーで朝食を (新潮文庫)

俺の妹がこんなに可愛いわけがない

いわゆるハーレムものラノベ

妹、妹の同級生1、妹の同級生2、幼なじみ、中二病の後輩、アニメ版には出てこなかった不登校の同級生などから好かれる主人公の高校生活を描いた内容です。

特別勉強が出来るわけでもない、スポーツが出来るわけでもない、だけどモテる。 理想の高校生活です。

もし、高校生の時にこれを読んでいたら自分を不幸だと呪ったことでしょう。なぜモテないのか、なぜハーレムじゃないのか、なぜ妹がいなかったのかと。 世界を呪いたくなるほど男性の理想郷が描かれています。

モテない男性はどんな風にこれを読み、非モテをこじらせるとどうなるのか想像すると楽しめるのではないかと思います。

女生徒

太宰治の短編です。

主人公は女性。つまり男性が描く女性で、男性が想い描く現実にはないけどリアルな女性、という感じ。

男性の太宰治が女生徒の内面をリアルに描いていて凄い!みたいな意見がありますが、本当にリアルなのか、男の私にはよくわかりません。 かと言って、女性ならリアルなのかどうかわかるかというと、そうでもないでしょう。

女性が女性の気持ちを描いたからといって、全ての女性がそれをリアルだと受け入れるなんてことはないから。 同性であっても、いけすかない人のリアルな気持ちを文章で読んでみても、やっぱりいけすかないし、受け入れがたいでしょう。

逆に好きな人が書く文章は全てを受け入れるかもしれません。

一つの文章がいけすかないからといって、何もかも否定することはないと思いますし、好きな人が書いたからといって、全てを肯定することもないでしょう。

女生徒 (角川文庫)

女生徒 (角川文庫)