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360万パワー

1977年生まれ

電王戦FINALは人間同士の戦いだった

第五局が意外な結末でしたが、今回の電王戦FINALはシリーズを通して面白かった。

最後の会見の質疑応答で事前貸出についての質問があり、開発者で意見が割れるのは面白いなぁと思いました。

貸出なんて興行的に盛り上げるためのルールであって、勝負を決めるための公平な方法ではない!みたいな意見は2chなんかでもよく見かけますし、それはそうだと思います。 一方でカワンゴの、人間とコンピューターの異種格闘技をどうやって勝負として成立させるのか考えた結果が事前貸出だ、という反論もそれはそうだと思います。

大晦日に行われた森下ツツカナのリベンジマッチはさらに変則的なルールで異種格闘技を成立させました。

PVだとノリノリでリベンジマッチをしたみたいですが、実際は苦しい決断だったようです。

人間とコンピューターが対戦する場合、人間同士、コンピューター同士とは違う何かしらのレギュレーションが必要なのは確かで、どんなレギュレーションで行うのかは、人間とコンピューターが対戦する目的により変わるでしょう。その目的が見る側だけでなく参加者も統一されていなかったことが事前貸出などに賛否が別れる理由の1つでしょう。

ポナンザの山本さんは、ポナンザは強いから事前貸出なんて関係ない!と笑顔で即答、やねうら王の磯崎さんは事前貸出賛成で、他の4人とは電王戦の目的がまったく違うことから賛成なのだと思いました。

nlab.itmedia.co.jp

AWAKE開発者の巨瀬さんは自ら投了して、その後もずっと不満を口にしていました。 巨瀬さんは、アマが指した手をプロが指してはプロの存在意義が問われる、みたいな事を話していましたが、人間が指した棋譜を基にソフトが指していてはソフトの存在意義はどこにあるのか?ソフト開発を行う意義がどこにあるのか?と問われかねないし、これではプロにもソフト開発者にも失礼に思えます。 投了したことはそれほど気にならないけど、投了後の質疑応答と記者会見の対応はどうなのかなと思いました。

でも、巨瀬さんは将棋ソフトを通して人間が強くなってほしいと考えていたので、対人間のような手順で対戦して欲しかったという意見は全く矛盾しません。

将棋ソフト開発においては出来ることを出来る範囲で強くするし、プロも出来る範囲で強くなりたいし、やるからには勝ちたい。 FINAL第一局の王手ラッシュで平岡さんは自ら投了しなかったことも、そういう気持ちの現れだったでしょう。王手ラッシュに対して批判だけでないことは、見ている側もそう考えているのではないかと考えます。

d.hatena.ne.jp

電王戦はコンピューター対人間というよりも、結局は人対人でした。

開発者があっさりと投了し、その一方で、対コンピューター向けの差し回しを行うかどうかの判断を、(恐らく)盤の外から決めたことは、人間らしい一局になったと思います。

気に入らない打ちまわしだから投了する、みたいな受け答えはどうかとおもいますが、それもまた人間の考えたことで、見ている側にも賛否があるは面白いから。やはり電王戦が人間対ソフトというよりも、人間対人間だったのだと思います。

プロ棋士やソフト開発者もそれぞれで意見が異なるので、この辺はニコ生で特番をやりそうな気がしますが、会見でカワンゴと谷川会長が発表する予定のものが発表できなくなったと話していたことを考えると難しいかもしれませんが、見たいです。

巨瀬さんは言葉が足りないだけで、もっと言いたいこともあるでしょうし、他の人と意見を交わす所が見たいです。

toyamayusuke.hatenablog.com

秒読みさん、おやつガールをやられた方がこんなに美人なのに、タレントとしてもっといい仕事はないのか?ということも驚きました。特に秒読みさんの仕事。