360万パワー

1977年生まれ

邦画では主語が大きいから面白くない

邦画が面白くない!というのは主語デカすぎだと考えていますが、それでも最近の邦画は以前と比べると勢いを感じないし、力(お金)をかけたのに面白くないものは多いような気がします。 では、以前と比べての”以前”はいつかというと、2000年前後です。その点はこの増田はわかっているな感があります。

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わかっているな感というのは私の主観ですので、それ以前から面白くなかったという意見もあろうかと思いますし、今でも面白いという意見もあるでしょう。他人の頭の中は知りようがないので、私がなぜ2000年前後が面白かったと考えているかというと、面白い映画があったから。実に単純です。

面白い映画があった、というのは正確ではないというか、誠実ではなく、面白い映画を見る機会が多かった、という方が正しいでしょう。では見る機会が多かった原因はなにかというと、ミニシアター系が多かったから。またミニシアター系が多い地域に住んでいたから。

先の増田の記事に戻ると、有象無象のネットのレビューによって見る前からつまらないことにしている、という話しだと思います。

例えば「食べログの平均点が良かったけどイマイチだった」なんてネット上に書いたら情弱扱いです。食べログなんてあてにならないからだと。確かに食べログの平均点で判断するのは微妙な気がしますが、ネットで見た映画のレビューを参考にしても情弱扱いを受けないのは不当ではないかと思います。

こういった点なども含め、増田の記事内容には一理あると思います。ただ、日本で映画を作っている人たちは、別に炎上を狙って映画を作っているわけではなくて真面目に作っていると思います。

ネットで話題になることを狙ったかどうかわかりませんが、最近ではキンプリの応援上映やガルパンの4Dや爆音上映はネットで話題になり興行的にも成功しているようです。実写では、ちょっと前ですがももクロ主演の「幕が上がる」のレビューははてブのホットエントリー入りしてたかと思います。

こういった成功例を無視して、邦画は面白くない!という意見が大手を振るのは、やっぱり面白く無いのかもしれません。でも、ごく一部かもしれませんが面白いのもあるのでそれを見ていればいいかと思います。

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