夫婦同姓も認めるべき
夫婦別姓の最高裁判決は妥当でしょう。 立法の手続きさえあれば現在の憲法で別姓も認められるという判断なのだと思いました。 ですが、司法と立法を混同するというか、司法は立法を超越できるかのようなブコメが見られたのは残念です。
河瀨直美という映画監督がいますが、一時、仙頭直美という名前で活動していました。15年くらい前に結婚して性が変わったからです。その後離婚して、再婚していますが、現在も河瀨直美で活動しています。
現在の戸籍上の性がどうなっているのかわかりませんが、当時、仙頭直美に名前を変えた事を叩いていた人はそこそこいました。
叩いていたのは所謂フェミニストの方だったのだと思いますが、インターネットにあれこれ書く時代でもなかったので、確認しようがありません。ただ、叩く人がいたのは確かです。 そして叩く人は私が知っている限りでは女性です。
河瀨直美が結婚を期に、性を変えて活動したことは本人の意思が少なからずあったはずです。萌の朱雀でカメラ・ドールを受賞し既に河瀨直美という名前は知られていたので、河瀨直美のままで活動することに問題はなかったはずです。むしろ性を変えずに活動する方がメリットが大きかったと思います。
国際的な受賞歴がなくても当時から創作活動などで、結婚後も性を変えずに活動することは珍しくないというか、あえて性を変える方が珍しかったので、印象に残っています。
自立した女性が男性に従うことが許せないというのはわからないでもないですが、他人の生活に口出しして口悪く言うのは理解できません。夫婦別姓を実現するなら、夫婦同姓に理解を示して意義を認める度量がないと、なかなか進まないんじゃないかと思います。
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