360万パワー

1977年生まれ

若者の深刻な顔文字離れ

若者のTwitterガラケー時代のメールのようになっています。要するに、顔文字から絵文字に戻ってきている、ということです。 例えば、りゅうちぇるのTwitterがこれです。

30代以上は、ぱっと見でガラケー時代のようだと感じたと思います。私はそう思いました。

shimejiのように顔文字が沢山登録してあることをアピールするIMEがありますが、これはそれだけ顔文字が沢山使われていることを示しています。しかし、最近はあまり顔文字を見なくなったような気がします。顔文字から絵文字に移行したのかもしれません。それでは、若者はなぜ顔文字から絵文字に戻ってきたのでしょうか?おっさんなりに考えてみました。

LINEスタンプがきっかけだよ説

絵文字が復権する前に流行った?のがスタンプです。スタンプを使ってわかりやすく、のりがよく、ネタであればそうだとわかりやすく、使われる理由は様々なものがあると思いますが、言葉を使うよりもコミュニケーションが齟齬なく円滑に進む印象があります。絵文字も同じような理由で使われるようになったのかもしれません。

しかし、絵文字はわかりやすいものもありますがスタンプのように一つで完結するようなものでなく、沢山の絵文字を一緒に使われる事を考えるとLINEスタンプとは違う感覚だと思われます。ただ、Twitterでは文末に絵文字を使うケースが多いように感じるのですが、ガラケー時代は積極的に文面の中に使っていた(例えば「バスに乗った」のバスを絵文字に置き換える)ような気がするので絵文字を使う感覚はスタンプにちょっと似ているのかもしれません。

スマホが絵文字に対応しただけだよ説

ガラケースマホがまだまだ混ざってた頃、絵文字は文字化けしたり別の絵文字が表示されるのでやめましょう、みたいな雰囲気があったかと思います。ガラケー時代もキャリアによって表示されるものが違うなんてこともありましたが、各キャリアが絵文字需要に応えて次第にそういったことを気にすることもなく使えるようになりました。

そしてガラケーでは使われた絵文字がスマホへ変わっていったことで、再び表示の問題から避けられたのでは?Twitterも2014年4月から絵文字に対応したそうです。

Twitterが「絵文字」対応したけど... 入力方法と注意点【まとめ】|タブロイド|オトコをアゲるスマホニュース

対応した時は環境によってまだ文字化けもあったようですが、よく見かけるということは文字化けもかなり減ったのでしょう。

絵文字は使いたかったけれど、環境が整っていなかったから使うのを自粛したいた。環境が整ったので、また使うようになった。そんなリテラシーがあるのか疑問ですが、単純で納得できます。

絵文字が派手に可愛くなったからだよ説

りゅうちぇるのTwitterガラケー時代の文面のようだと感じましたが、ガラケー時代の実際のメールはあれほどカラフルではありません。恐らく並べて比較するとファミコンとプレステくらいの違いがあるはずです。

ガラケー時代の絵文字は結構地味です。スマホになって、絵文字も細かく描かれるようになりました。ガラケー時代は少し地味だった絵文字もスマホにより派手で可愛くなり、見直された可能性があります。

ガラケーと比較しても意味ないよ説

そもそも、今の中高生はガラケーを使ったことがない方が大半だと思われます。であれば、ガラケーと比較したり、ガラケーからスマホへの流れを振り返って絵文字復権の理由を求めてもはじまらないでしょう。

まとめ

若者が絵文字から顔文字に、顔文字から再び絵文字に、といっても時間の経過を考えればそれぞれ別の若者なので、顔文字を使うのをやめて絵文字を使うようになった、というわけではないような気がします。中高生くらいだと、恐らく最初から顔文字を使わずに絵文字を使っているんじゃないかと思われます。

どうして最初から絵文字を選んだかというと、絵文字がかわいいとかそんな理由でしょう。結論としては、女子高生だと思っているアカウントが絵文字を使わずに顔文字ばかり使っていたら、中身はオッサンだと疑った方がいいかもしれません。