360万パワー

1977年生まれ

真木よう子は140文字に負けた

真木よう子コミケ参加騒動?の件は非常にモヤモヤします。モヤモヤするというのは、否定的な意見が局地的だから。

はてブを見ていると

anond.hatelabo.jp

これとかに、参加することに否定的な意見をやり返しているのですが、私のツイッターのオタクにフォローされているアカウントはこういった意見は全く観測できませんでした。むしろ、真木よう子の謝罪は当然というような意見が散見されました。

要するに最初から最後まで真木よう子に対する非難ばかり。あげく、真木よう子コミケに参加するとオタク差別をする人がコミケにやってくるからダメ!というような、わけわからないものもありました。しかも、それが結構RTされているのですから、正直に言ってキモいを通り越して怖いです。

否定的な意見を沢山見ましたが、どれもこれも結局のところは「不快だからダメ」と言っているようにしか感じられません。

不快だからダメなのは確かでしょう。不快、つまりハラスメントです。ハラスメントはセクハラにはじまって、ここ数年で急激に様々なものが可視化されています。最近はスメハラ、告ハラなんていうのを見かけます。

確かに迷惑かもしれませんが、迷惑に感じるもの全てをハラスメントと呼ぶのは、ちょっと前に流行った「空気を読めない」を強い言葉で言い換えただけで、ハラスメントという言葉を使うことで、「空気を読めない」は全体主義だとする批判すら封じ込めようとしているようにも見えます。

かと言って、迷惑に感じても多少は我慢しなくてはいけないかといえば、そんなことはありません。真木よう子の件に戻ると、どこが迷惑なのかを正直に示して、議論すべきだと思いますが、ツイッターだと多少でも譲歩すると完全敗北と捉えられるのか、相手の意見を受け入れる人は本当に少ない。

切り取られる、140文字、を踏まえた結果、意見が極端になって、それが当たり前になってしまったのかもしれません。