【決定版】目指せ脱初心者!写真の撮り方を勉強する方法
突然ですが、「これで脱写真初心者!知っておきたい5パターンの構図」みたいな記事が嫌いです。
なぜ嫌いなのかというと、構図のパターンを覚えていたところで使えないからです。
全く使えないというわけではありませんが、カメラを構えた時に構図のパターンを思い出し、「ここは三分割にしよう!」とか「いや、黄金分割だな」、というような感じで冷静に撮れる初心者なんていないと思います。
三脚を立てて時間をかけてじっくりと撮るなら可能かもしれませんが、三脚を持ち出す初心者というのは限られています。
なので、初心者が構図のパターンを覚えるよりも、写真そのものを覚えて、「あの写真みたいに撮ろう」と真似するのがいいかと考えています。
まねぶという言葉がありますが、真似することは必ずしも悪いことではありません。
お気に入りをお手本にする
習字ではお手本がありますし、習字から書道・書と呼ばれるものにステップアップした人も必ず臨書をやります。(臨書は名筆をそっくり同じように書く練習方法)
同様に写真においても、お気に入りの写真をお手本としてまねぶ事は大切だと思います。
この写真を真似よう、と頭に思い描きながら実際に撮ってみて、撮ったものがお手本とどう違うのか確認することは、撮ることの上達だけでなく、写真を見る目もよくなるでしょう。
お手本の使い方
デジカメで撮るとEXIFという情報が埋め込まれます。
いつ・(どこで)・(誰が)・どんな設定で撮ったのか、という情報が残るのですが、お手本にこれがあると参考にしやすいかと思います。 (どこで、という情報はGPSがオンになっていると残る機種があります。誰が、という情報は著作者を記録できる機種があります)
もし、ポートレートを撮るならTOKYO IDOL NETというサイトがお手本になるかもしれません。
実は、TOKYO IDOL NETの写真にはExif情報が残っているので、撮影の際のカメラの機種や絞り、シャッタースピードなどがわかります
— TOKYO IDOL NET (@tokyoidolnet) 2015, 1月 4
EXIFを残しているサイトは少ないのですが、律儀にEXIFが残っているから。
あとはFlickrでEXIFが残っているものを地道に探すとか。
Flickrの場合、EXIFを残す人は大抵の写真にEXIFが残っているので、お手本にしたい方をががんがんフォローするといいかと思います。
アサヒカメラとか日本カメラ、デジタルカメラマガジン、デジタルフォトテクニックなどのカメラ雑誌に載っている写真はEXIFに載っていそうな情報が記されているので、ネットだけでなく雑誌も参考になるでしょう。
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EXIFを見るなら
Exif Quick Viewerの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
とか
というブラウザの拡張機能を使うと便利です。
私は
を使っています。
EXIFのどこを参考にするか
カメラとかレンズが気になるかもしれませんが、同じカメラやレンズじゃなきゃ撮れないということはありません。
まずは、ISO・絞り・シャッタースピードを確認します。 TOKYO IDOL NETの写真なら、ライブでどのくらいのISOになっているのかは興味深いですね。
ちなみにライブ撮影の場合、シャッタースピードが重要です。早すぎると動感を損ないますし、遅すぎると動きが出てきますが被写体ブレすぎて綺麗なお顔がよくわからなくなります。
レンズの焦点距離も見ておきましょう。 焦点距離と背景の関係は初心者にはわかりずらいので、実際に自分で撮ったものと比較してみるといいんじゃないかと思います。
ホワイトバランスも気になりますが、参考になるかというとちょっと微妙です。というのはRAW現像時にいじったり、色かぶり補正している可能性があるので。
まとめ
沢山の写真を見ることなくして、撮影が上手くなった人なんてたぶんいません。好きな写真、真似たい写真を見つけることが脱初心者の第一歩だと思います。
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