私は松本人志が日本のお笑いをある意味支配しているという意見には同意できます。
長らく、BIG3(ビートたけし、明石家さんま、タモリ)に加え、島田紳助と所ジョージは長いあいだ、バラエティ番組の中心にいました。 この5人はテレビ番組、特にゴールデンと呼ばれる時間帯を占拠していました。 一方で、下の世代のお笑い(芸人ではなくネタなどを指すお笑い)には、松本人志ほど関与していなかったと思います。
それでもビートたけしとタモリは多少関係していて、例えばタモリは「ボキャブラ天国」で若手お笑い芸人と関係がありました。 ボキャブラ出身芸人では爆笑問題、海砂利水魚(現くりぃむしちゅー)、ネプチューンなどが現在も活躍しています。
ただ、ボキャブラ出身芸人の芸風やネタについてタモリの影響が強かったかというと、影響があったのかもわからない程度ではないでしょうか。
一方で、松本人志の場合はM-1を任されたということは大きいと思いますが、それ以外にも「人志松本のすべらない話」「ドキュメンタル」「人志松本の酒のツマミになる話」などで笑いの基準を作っているといえるのではないでしょうか。
それだけではなく「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の年末特番では、笑いの基準を超え、笑うタイミングまでもが松本人志の支配下にあります。
松本人志が笑いの基準や笑うタイミングを支配したいと考えているとは思えません。しかし、結果としてそうなっている。 仮に松本人志が無自覚であるのなら、自覚せよと指摘をする者の話しを聞くべきです。
それでも松本人志が笑いを支配したいというのであれば、視聴者を率いて(取り巻きではなく)松本人志本人が中田敦彦を轢き潰せばいいでしょう。