360万パワー

1977年生まれ

ラッキースケベの思い出

今年も暑くなり、ポプテピピックの話題もほとんど見かけなくなりました。 ポプテピピックのアニメでは「そうはならんやろ」、「なっとるやろがい」がヘルシェイク矢野の次にお気に入りです。 恐らく多くの人が気に入っているのでしょう、ニコニコでアニメを見ていると「そうはならんやろ」、「なっとるやろがい」のコメントはよく見られます。 どんなシーンでそのコメントが流れてくるかといえば、一つはいわゆるラッキースケベでしょう。 私も思い返すと一度だけラッキースケベがありました。それは高校生の時でした。

高校2年の夏休み、部活で登校した際に教室の机の中に置きっぱなしにしていな何かを取りに行きました。何かが何だったのかさっぱり覚えていませんが、あってもなくても大した問題ではなかったけれど、時間もあるし持って帰ろうくらいの気持ちだったような記憶があります。 教室は何階だったか覚えていませんが、校舎の一番奥にあり、鉤状といいますか、長い廊下の突き当りを左に曲がりさらに右に曲がったところにありました。要するに廊下にずらっと並んだ教室からは見えにくい位置にありました。 夏休みの部活が始まる前ぼけっと自分の教室に入ると、誰もいないはずの教室は女子剣道部が着替え中でした。 その時はなぜ女子が普通の教室で着替えているのか、それが剣道部だったことすら知りませんでしたが、とりあえず逃げました。

ドアは開いていたので、アニメのようにガラッと開けて何かを投げられるという感じではありませんでしたが、今にして思えばラッキースケベでした。 しかし、「きゃー!」みたいなのはなかったので、テンプレ的なものではなく、ただののぞき見みたいなものであり、ラッキー!みたいな感情ではありませんでした。

アニメやゲームにおいて、性的な表現が問題視される昨今ですが、偶然を装うラッキースケベは古典的ではありますが、実は問題視されにくい上手いやり方なのかもしれません。

水害はわかりにくい

2011年の和歌山豪雨災害の後、和歌山に行く機会がありました。半年くらい経っていましたが、まだまだ生々しい被害が残っていました。 水害というと低いところから浸水すると思っていましたが、道路を挟んで片側は浸水、もう片側はなんともない、みたいな場所もありました。 あとは鉄砲水。山の中の水害だったので鉄砲水が起こりやすいのだと思いますが、そうなりそうな場所もあれば、一見脈略のない場所でも起きたいたようでした。 要するに、水害はどこが危ないのかわかりにくい。川の近くは危ないのは確かだと思いますが、鉄砲水は関係ありません。 土砂崩れもわかりません。私が住む新潟も2011年の梅雨の終わりに豪雨災害がありました。近所でも土砂崩れがありました。家が飲み込まれるような規模ではありませんでしたが、山の中の道が埋まっていたり、あそこ崩れたんだなぁとわかるくらいにはありました。 これも土砂崩れをする場所はたまたまという感じで、その場所と規模は予想出来なかったでしょう。新潟は雪解けが急に進むとちょくちょく小規模な土砂崩れをしているので、崩れやすい部分から崩れているのかもしれませんが、どこが崩れやすいのか私にはわかりません。 とにかく水害はどうなるのかがわかりにくい。 2011年の時はあと1日雨が続いたら私の住む家も浸水したかもしれません(それでも私が住む家よりも川から遠いところで床下浸水したところもありました、私が住む家は元河川敷みたいな立地なのでここよりも先に浸水する場所があるのが驚きでした)。あと1日雨が続くかどうか誰も知りようがありません。実は天気予報はかなり高い確率で当たっているそうですが、晴れっていったのに雨のこともあります。 バシャーっという雨が2日も続くとそろそろ止むだろうと期待してしまいますが、7月の水害はバシャーっという雨が3日、4日と続くことで起こります。2日続くくらいは経験があっても3日も4日も続くことは経験がなく、被害が起こり始めます。被害が見えてきてようやくまずいことがわかり、わかる頃にはどんどんと被害が拡大します。 水害は閾値を超えると急に被害が現れてきますが、その閾値がどこなのかもわかりにくい。かなり降ったけど何もないという経験がある一方で大きな被害が出る経験は少なく、体感的にも閾値は感じにくく、避難の判断は鈍るのでしょうか。 とにかく、水害はわかりにくい。

原発しかない新潟

新潟県知事選で当選した花角英世が一週間で豹変し「原発再稼働は当然ありうる」! 背後に官邸と経産省の意向|LITERA/リテラ

ブコメ新潟県民に対するヘイトが散見されますが、非表示を覚えたので非表示が捗ります。

今回当選した花角知事は最初から再稼働するなら出直し選挙をすると言っていたので、今回の発言は公約を翻したとまでは言えないでしょう。もちろん出直し選挙をせずに再稼働を決定する、というのなら別ですが。

さらに言うと、前の知事もその前の知事も再稼働はさせない・しない、というような発言はしていないはず。再稼働とか言う前にやることやれ、という姿勢でした。やること、というのは福島第一原発の事故原因をはっきりさせて、対策することで防げることを明らかにせよ、ということ。 なぜか勘違いされて、泉田元知事は反原発で再稼働させないと捉えられ、泉田元知事が辞職後に当選した米山前知事も少なくとも選挙中に本人は再稼働させない、みたいな発言はしていないと思います。

この辺はTwitterなどを見ている県外の方はわかりにくかったかもしれません。今回の県知事選も落選された方も候補者本人は再稼働させない、みたいな事は言っていなかったんじゃないかと思います。私が聞いた時は周りは言っていましたが、本人はそれを言っていません。落選された方は出直し選挙ではなく、県民投票で決めるとしていました。

出直し選挙と県民投票、どちらで決めるのがいいのかわかりませんが、どちらの候補者も本人は再稼働させないみたいな事は話していなかったのに、県外の方はそんなことは知らなかったようです。

今回の県知事選の敗因がいろいろと言われていますが、私は県外からの応援だと考えています。新潟のことは新潟で決めるという陣営が見るからに県外から来た人たちが支援しているのをみると矛盾を感じますし、田舎者ですからよそ者に対する反発もあります。今回は本当にすごかったのですが、沖縄はそれ以上なんだろうと考えると気が遠くなりそうです。