イギリス館が使っているのはコーヒーカップなのか
大阪万博のイギリス館で提供しているアフタヌーンティーで紅茶が紙コップで提供されている問題が進展し、陶器のものに変更されたそうです。 ただ、その陶器のカップがコーヒーカップだとまた話題になっています。
私はあれをティーカップと呼んでも問題ないとおもいます。 なぜかというと、現在では多くの食器メーカーはコーヒーカップとティーカップの違いを明確にしていないからです。
確かに昔むかしのヨーロッパではコーヒーカップとティーカップは分けられていました。 2つがどう違ったのかというと、コーヒーと紅茶、それぞれ伝来した地域の器、コーヒーはオスマン・トルコの器、紅茶は中国の器が使われていました。
具体的には、コーヒーカップには小さめの円筒状のもの、コーヒーポットにはひょうたん型のもの。ティーカップには煎茶碗、ティーポットには急須が使われていました。
ヨーロッパで磁器(陶器ではない)の製造が可能になると、コーヒー用の器、紅茶用の器も製造され、次第に2つの境界は曖昧になっていき、現在はコーヒーと紅茶兼用のカップとして販売されています。
それでも、現在の食器メーカーがコーヒー用と紅茶用をわけているケースが主に3つあります。
この3つです。
それ以外はコーヒーと紅茶兼用と考えた方がいいと思います。
いや、あれは確かにコーヒーカップだという主張があるかもしれませんが、まとめの中ほどに写真が出てくる本場ロンドンのリッツのアフタヌーンティーで使われる銀のポットはひょうたん型で、本来はコーヒーポットに分類すべきものです。

現在でもひょうたん型、縦長のポットをコーヒーポットとして販売している食器メーカーは少ないながらもありますが、リッツでもアフタヌーンティーにコーヒーポットを使ってるのですから、イギリス館のカップは間違っていると呼べるのでしょうか。
しかも、あのカップはコーヒーカップと断言できるデザインではありません。直感的にコーヒーカップと呼びたくなるかもしれませんが、紅茶兼用カップです。
![ヘレンド アポニーフラワー AF コーヒーポット 1.4L 621 [並行輸入品] ヘレンド アポニーフラワー AF コーヒーポット 1.4L 621 [並行輸入品]](https://m.media-amazon.com/images/I/31A154HDxbL._SL500_.jpg)