<現役コスプレイヤーの本音>なぜコスプレイヤーは「コミケ」から足が遠のいているのか? | メディアゴン(MediaGong)
これについて。
この記事を書いた方のようにコミケでコスしなくなった、と感じているレイヤーは少なからずいると思うのですが、実際には更衣室利用者数は増える一方ということです。
その乖離はどこから来ているかというと、一つは東京のコスプレイベントが廃れてきた事にあります。
以前にも書きましたが、コスプレをする場はイベント、スタジオ、ロケの三種類あります。東京ではコスプレ専用スタジオが増えたため、それまでコスプレの中心であったイベントからスタジオへ移行しています。
イベントの天王山、頂点ともいえるのがコミケですので、コスプレイベントへの熱が冷めている方は同じようにコミケでのコスプレにも冷めてきています。
一方で、地方にはスタジオが少ないため、コスプレはイベントが中心です。地方在住者はコスプレの頂点がコミケで、その価値は以前同様高く、むしろ価値は上がっているようにも感じます。
では、なぜコミケでのコスプレの価値が高まっているのかというと、twitterでの繋がりによるものです。
ところで、オタクは男性よりも女性が多いといわれていますが、実際のイメージはオタクというと男性を思い浮かべる方が多いでしょう。男性と比べると女性のオタクはそれを徹底的に隠している方が多いからです。
コスプレもそうです。レイヤーは圧倒的に女性が多く、全体の9割以上は女性レイヤーです。オタク趣味も、コスプレが趣味であることも徹底的に隠している方が大半です。だけど、一人でコスプレしても楽しくありません。趣味を共有したい。
そこに現れたのがSNSです。
コスプレ専用SNSもありますが、最近ではtwitterの方が使われています。コスプレ専用SNSは、ほぼmixiだと思って構いません。 mixiと比べtwitterは緩い繋がりも可能で、気が楽です。コスプレ界隈ではタグを通して緩い繋がりが生まれ、そこから次第に深い繋がりも生まれるかもしれません。
twitterで偶然生まれた繋がりはネットの上の関係ですが、繋がりが深くなれば実際に会ってみたいものです。実際に会える場がイベントです。そしてコミケは日本中から集まるので、会いたいよね!会おうぜ!ってなるのです。
ニコニコ超会議がオフ会の場になっている事と似ていると思います。
週末に東京のスタジオで会いたいレイヤーに会えるレイヤーにとってコミケの価値はそれほど高くありません。むしろローアングラー問題で避けるでしょう。
この辺の感覚の違いだと思います。
あとは、衣装、ウィッグ、カラコンなど、コスが簡単になった、やりやすくなった、というのもあります。
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