360万パワー

1977年生まれ

マリ=安野モヨコ説を否定したい

マリは安野モヨコがモデルという説を否定し、安野モヨコをモデルとしたキャラは別にいるのではないか?という私の考えについて。

ゴーヤかキュウリかズッキーニ

第三村の農作業シーンで田植えに混ざってゴーヤのようなものをそっくりさんが手に載せる短いカットがある。 まだ花が咲いていて実は小さく少し丸まっている植物だったと思う。鑑賞中はゴーヤじゃなかったらキュウリかなぁと思っていた(なぜかスイカだとは思わなかった)。 田植え中に既に花が咲いているというのはセカンドインパクトで地軸がずれて日本が常夏化した、その設定は新劇でも生きていることを示すために入れたカットなんだろうと捉えた、最初は。 しかしNHKのプロフェッショナルを見て考えが変わった。 あれはズッキーニじゃないのか?と。

プロフェッショナルと映画の関係

プロフェッショナルが映画本編と関係あるのかよ!という見方もあるだろうが、あれを見る限りでは庵野秀明は番組をハンドリングしようという意図が見て取れる。 あれを撮れこれを撮れと指示しているシーンは何度も繰り返され、ミーティングスペースのようなところにも呼び出している。 さらに取材を受けた理由も映画のプロモーションだと話している。 実際、「謎に包まれたものを喜ぶ人が少なくなってきてる」という番組内の発言も話題になり、映画のプロモーションとして一定の効果はあっただろうと予想出来る。 庵野秀明はプロフェッショナルという番組をハンドリングすることで(映画公開後に放送されたことを考えると)番組を見た人にもう一度映画を見てもらおう、そんな狙いがあったはずだ。 つまり、プロフェッショナルの撮影中に間違いなく使われると確信できる部分に映画と関連する内容を織り込むことで、もう一度映画を見てもらうと意図していたしてもおかしくはないだろう。 では、番組で必ず使われると庵野秀明が予想した撮影はなにか。安野モヨコのインタビューではないだろうか。

番組は庵野秀明に掌握されていた

番組の中で安野モヨコ庵野秀明にズッキーニを食べないからキュウリとかぼちゃの仲間だと丁寧に説明してようやく食べるようになったと話している。 庵野秀明の偏食エピソードは他にも取り上げていたけれども、ズッキーニの話しは必要なのか?と気にならなかっただろうか? 偏食だからどうなのか、どんな影響を与えているのか、肉や魚を避けることが作品に反映されているのか、などと突っ込んだ内容はなく、ただ偏食である事実のみを伝えるドキュメンタリーに違和感を覚えなかっただろうか? プロフェッショナルからは庵野秀明に対しどこまでも変な人のようなイメージを持つと思うが、去年の雑誌ブルータスの中のイメージは全くの正反対で、リアリスト。

それだけイメージが違うということは、あの番組は庵野秀明の術中に嵌った編集がされていると考えるべきだろう。 庵野秀明がオフレコの中で安野モヨコのおかげで色々食べられるようになった、などの発言があったとすれば術中に嵌っている番組制作側はズッキーニのエピソードを取り入れたくなるだろう。

このように、第三村のゴーヤのようなものはプロフェッショナルで安野モヨコが話したズッキーニではなかったのかと考えるに至った。

第三村=安野モヨコ

安野モヨコが丁寧に説明したことでズッキーニを食べられるようになったことと同じように、第三村の住人はそっくりさんに丁寧に説明することで第三村の生活に馴染んでいく。 これは安野モヨコは第三村であり、そっくりさんは庵野秀明であることを意味する。 ちょっと待て、碇シンジ庵野秀明だろう!となるが、碇シンジもそっくりさんも庵野秀明なのだ。 ネルフから離れて活動することで体を維持出来なくなったそっくりさんの経験を引き継ぐように碇シンジが復活するのは、そっくりさんと碇シンジが共に庵野秀明だからだ。 庵野秀明安野モヨコが丁寧に接すること、ウジウジしながらも自分自身で前に進もうとしたこと、その両面があって復活出来たのだろう。 安野モヨコ=マリとする場合、第三村での碇シンジ復活に安野モヨコ=マリが具体的に関与しない点を説明出来ない。それどころか冒頭で「迎えに行く」と言っておきながらマリは第三村へ迎えに行かない。 マリを安野モヨコと捉えるのは無理がある。

鈴原サクラ=安野モヨコ

庵野秀明そっくりさんに丁寧に接する第三村が安野モヨコであることを示したが、安野モヨコはそれだけではない。 再び立ち上がった庵野秀明安野モヨコはサポートし続けた。つまり舞台をヴンダーへ移しても安野モヨコを象徴するキャラが登場する。 第三村と繋がりのある女性キャラと言えば、鈴原サクラにほかならない。第三村から決戦へ向け、鈴原サクラが安野モヨコを引き継いでいる。 したがって、碇サクラはほぼ公式だと考えて間違いないだろう。 ケンケンに脳を破壊されたかもしれないが、碇サクラで脳を回復して欲しい。 今後庵野秀明エヴァを作ることはないだろう。つまり、碇サクラで回復した脳を破壊される機会は既に封じられている。 アスカのフィギアを捨てたとしても、これからは碇サクラと共に生きて欲しい。

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ではマリは誰なのか?

巷で予想されているように島本和彦だろう。 ラストシーンは「エヴァから離れ次は島本和彦と手を取り合って松本零士作品のリメイクを作る」という表明である。

最後に

碇サクラには信じる価値がある!