chatGPT-4に仕事を奪われやしないかと心配で眠れない日々を送る人も多いと思います。 そこで、chatGPTがまだまだアホなことを示したいと思います。
各地の駅弁を提案してもらう
まったく簡単なお願いに思えますが、トンチンカンな返事ばかり返ってきました。
こちらからのお願いは例えばこんな感じです
○○駅で販売する駅弁を考えてもらいます 条件は ○○らしい食材を4点使うこと 新幹線でも食べやすいこと 弁当箱に入ること
地名を変えて色々試してみましたが、秋田の場合は稲庭うどんのおにぎりだとか、鮎のきりたんぽ詰めだとか、きりたんぽ入り筑前煮とか、変なのばっかり返ってきました。 きりたんぽの入った煮物はいいとして、秋田の駅弁なのにそれを筑前煮と呼んでしまうセンスがchatGPT-4にはあります。
新潟で試したら「新潟のコシヒカリをふんだんに使用した白米」みたいな提案をしてくれました。 香川はうどん飯とかオリーブオイルの炊き込みご飯を提案してくれました。
日本各地くまなく試したわけではありませんが、だいたい変な回答が返ってきますので、chatGPT-4もまだまだだとわかります。 変なことを言い出すので是非お試しください。
結局やっぱりそれっぽい回答をする
GPT-3の時から変わらず、それっぽい回答しか出来ないことはまだまだあります。 難しいことを聞くと精度が高い回答なのか、それっぽいだけで精度が低い回答なのかわかりませんが、駅弁みたいなものは簡単なのでそれっぽいだけの回答だとよくわかります。
駅弁以外のそれっぽい回答
観光ルートの提案
これは少々意地悪な気もします。 chatGPT-4に限らないと思いますが、時間の概念が弱いのでしょう、移動時間的に難しい提案をしてくれます。 移動時間が問題なので、範囲を狭めるとそれなりのものになります。
最後に
最後にchatGPT-4の名誉のために凄いと思ったのも書いておきます。
サイゼリヤのメニューと値段を示して、予算内にバランスのいい組み合わせを提案してもらいました。 これは完璧でした。
居酒屋のタブレットとかミスドに搭載すべき機能です(手土産、差し入れにするのでしょう、ミスドは店員さんにおまかせで注文する人がちょいちょいいます)。
少し難易度を上げ「孤独のグルメ風の組み合わせで」なんてお願いをしてみたら残念ながらお酒を選んでしまいました。 こちらから提示するメニューからお酒を除けばいいだけですが。井之頭五郎のことはよく知らないのでしょう。
暗黙知的なこと盛り込み、意図を込めて回答するのは苦手というか出来ない、狙っていないのかなという印象です。ただ、暗黙知を定性化するのはAIの得意分野なので、夏頃には駅弁のメニュー開発も可能になっているかもしれません。