360万パワー

1977年生まれ

無理にでも本を10冊選んで見る

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先日、twitterでこんな感じのハッシュタグを散見しました。

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こんな感じのやつです。

自分がやるとすると10に絞るのは難しいなぁと思いました。思ったけれど整理するためにベスト10を書いてみました。

予告された殺人の記録

百年の孤独で有名なガルシア・マルケスの実話を元にした小説。たぶん、読み返した回数が一番多い本がこれ。見て見ぬふりを積み重ねた結果の結末は最初からわかっているのに重くのしかかる。でも百年の孤独を読んでなかったら、何度も読み返していないかも。

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

冷血

一家4人を殺した犯人に入れ込んだノンフィクション。カポーティがいれこみすぎて壊れてしまったという冷血。カポーティが感情を抑えようとしつつも、抑えられないにじみ出る感情に惹かれる。

ゲーテとの対話

ゲーテと話した内容をまとめた本。ファウストが好きだが、それよりも好きなのがこの本。たとえ昔の人でも頭のいい人は今でも頭がいいことがわかるし、いかに自分が考えることが軽薄なのかも感じる。刺激になるという点では自己啓発本みたいなものか。

ゲーテとの対話 上 (岩波文庫 赤 409-1)

ゲーテとの対話 上 (岩波文庫 赤 409-1)

ティファニーで朝食を

オードリー・ヘップバーン主演の映画が有名な原作。ラノベの原型みたいなのが感じられるが、そういう意見は見かけない。実写化で原作レイプなあたりもそれっぽいし。ラノベは置いておいて、ボーイミーツガールの話しで一番好き。

審判

カフカは短編も好きだが、審判の方を。ずいぶん前の現代だが、現在とほとんど一緒な感じがして、カフカの中でも入り込める。

四十日と四十夜のメルヘン

青木淳悟が書く本物っぽさというか、説得力というか、生々しさは気持ち悪くならない受け入れられるギリギリのところにあるような気がするけれど、それを感じない鈍感になってしまう妙な感じ。神の視点っていうのがありますが、青木淳悟はそれに最も近い。

四十日と四十夜のメルヘン (新潮文庫)

四十日と四十夜のメルヘン (新潮文庫)

注文の多い料理店

宮沢賢治の代表作の一つ。小学校の時に買ってもらった本の中でも印象が一番強いのがこれ。怖いというのもあると思うし、わかりやすいというのもあるでしょう。

ミステリーの書き方

ミステリー作家がテーマに沿って語った本。ミステリーはほとんど読まないし、ましてや書こうともしていないのですが、それでも面白い本です。ミステリーを読んだことがなくても楽しめると思う。

ノルウェイの森

村上春樹。中学の頃、姉が読んでいて「エロ本だ」と話していたのは覚えていたけど、その頃は特に興味もなく。大学生の時に読んで驚いた。感情的になるエロ本。初めて読んだ時の衝撃は今のところこれが一番。

隠花な被写体

篠山紀信の写真集。3種類のローライフレックスで撮ったモノクロ写真です。好きな写真集は沢山ありますが、その中でも知名度が低いけど見て欲しいという観点で。写真では被写体のと距離感という言葉がよく使われるが、見ているうちに距離感を見失う。

隠花な被写体―小島可奈子写真集

隠花な被写体―小島可奈子写真集