日本で感染拡大しないのは猫の影響説
ここでは仮に第一波を武漢から、第二波を欧米からとします。
専門社会議の資料によると、第一波、第二波どちらも急激に実行再生産数が減少しています。
この原因を東アジアの沿岸地域で既に獲得しているなんらかの免疫が働いたことによるものという推察があります。
その推察に従うとして、その免疫をどのように獲得したかについて問題となります。現在のところ東アジアのみで蔓延していた未知のコロナウイルスという推察になっています。
しかし、未知のコロナウイルスが存在するのであれば、それは今回の新型コロナウイルスと同様に世界へ拡散し流行していたはずで、東アジア沿岸部でのみ蔓延していたと考えるのはあまりにも不合理です。
また、第二波での実行再生産数の急激な増加と低下の説明にもなりません。
(志村けんが亡くなった影響が大きく意識が高まり感染拡大を抑える事ができたという考えもありますが、推定される実行再生算数はそれ以前に低下を示しています。一方で陽性率が高い頃なので実行再生算数は推定よりも高かった可能性は残り、その場合は志村けんが亡くなったことが強く影響を与えた可能性は十分にあります)
そこで私は新たな仮説を提案します。
急激な実行再生産数の低下はウイルスの変異によるもの
エントロピーの低いウイルスへの変異は免疫により促された
東アジア沿岸地域で蔓延していたウイルスは主に猫猫感染
猫ちゃんとの濃厚接触で人へ感染し謎の免疫機能を獲得
そのウイルスは人人感染はほぼなかったため世界へ拡散されなかった
もう少し詳しく
未知のコロナウイルスにより一定数が免疫を獲得しているという前提で考えました。
未知のコロナウイルスがあるとすれば、世界中に拡散していないことを考えると宿主は動物。
そのウイルスは動物から人へはたまに感染し人人感染はほぼ起こらないウイルス。人人感染が起こりにくいため世界へは広まっていない。
宿主は東アジアを広く移動する渡り鳥、例えばツバメあたりかもしれませんが、ツバメから人には感染しにくそうだなぁという気がします。ツバメの糞から感染することはあり得るかもしれませんが。
それよりも人間の生活に入り込んだペット、特に猫が有力ではないかと考えました。
というのも新型コロナウイルスは猫への感染が確認されていて、なぜか猫は症状がかなり軽い。つまり猫が怪しい。
実行再生産数が急激に低くなるのは、高い可能性としてウイルスが変異したことが考えられる(単に免疫を持っていることが影響したのであれば実行再生産数は短期間での上昇・減少の変化が起きない)。
なぜか欧米でのウイルスの変異は弱毒化しにくく、東アジア沿岸地域での変異は弱毒化しやすい。
東アジアで弱毒化する方向へ変異するのは猫から獲得した免疫のおかげ。
エントロピーと塩基配列
シュレディンガーの猫で有名なエルヴィン・シュレーディンガーは「生命とは何か」で、エントロピーが減る方向へ向かって進化するのが生物の本質だ、みたいなことを書いています。 宇宙のエントロピーが増大するのとは逆で、勝手に増えがちなエントロピーに反抗してエントロピーを低下させることで平衡状態を維持している、みたいな話しだと思います。
私はよくわかっていないので、本を読んでください。
- 作者:シュレーディンガー
- 発売日: 2008/05/16
- メディア: 文庫
ではエントロピーの低い塩基配列とは何かというと、普通に考えれば安定した立体構造でしょう。
安定した立体構造を持つ塩基配列は何かといえば、既存のコロナウイルスが持つ塩基配列です。
猫から得た免疫がちょっかいを出して新型コロナウイルスの塩基配列は既存のコロナウイルスに近くなり(変異)、変異により毒性が低下し、それが排出されることで感染しても発症しにくくなるために(見かけ上)実行再生産数が急激に落ちたのではないかという考えです。
まとめ
未知のウイルスによる免疫説を採用するにはまだまだ謎が多すぎます。